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スプリングS:クラシック直前、皐月賞のトライアル戦

スプリングSの有力馬:シックスペンス

はじめに

今週末、スプリングSが開催!
多くの陣営がGI皐月賞への優先出走権を狙い、動き出します。

スプリングSについて

スプリングSは、JRAが中山競馬場で行うGIIレースです。「スプリング(Spring)」という競走名は、英語で春を意味します。

この競走は、皐月賞の優先出走権が3着までの馬に与えられるトライアル競走です。1990年までは5着までが、1991年からは3着までに変更されました。この競走は、クラシック路線である皐月賞や東京優駿(日本ダービー)に続く重要な前哨戦と位置づけられています。

1957年に創設された本競走は、当初は4歳(現在の3歳)馬による重賞競走でした。
創設当初は東京競馬場の芝1800mで行われましたが、その後何度か開催場所や距離が変更され、1960年以降は中山競馬場の芝1800mで行われています。重量は創設時には別定でしたが、1958年からは「皐月賞トライアル」の副称が付けられ、2003年からは馬齢に基づく定量に変更されました。

地方競馬所属の馬は1995年から、外国産馬は2002年から出走可能となりました。さらに、2010年からは外国馬も出走可能な国際競走として開催されています。

スプリングSの有力馬

次はいつも通りに、有力馬をおすすめ順に並べます。
参考できれば幸いです。

シックスペンス

シックスペンスは、2戦2勝の好成績を持ち、今年のスプリングSにおける有力候補として注目されています。その2戦は、いずれも中山芝1,600mで行われました。

デビュー戦では、全体的にスローな流れの中で、終盤のラスト2Fを11秒9、そして最終Fを10秒7という驚異的な末脚で勝利しました。

中山競馬場は、ラスト1Fを過ぎると高低差のある上り坂が待ち受けるコースですが、それでも10秒台の末脚で追い込んでいるため、非凡な才能が感じられます。

前走のひいらぎ賞でも同様に中山芝1,600mでの戦いで、全体的にスローペースの中で終盤に決め手が問われる展開でした。

近2戦ともに短い距離で、最後まで全力を出し切って勝利しています。そのため、直線が短く決め手勝負となる中山コースは理想的なコースと言えるでしょう。

今回のスプリングSは初めての1,800m戦です。だが、過去2戦のような走りができれば、上位争いも可能だと思われます。スピードと末脚を活かして、注目の一戦となることでしょう。

ウォーターリヒト

スプリングSの有力馬:ウォーターリヒト

デビューから4戦目で初勝利を挙げた遅咲きの馬です。

最近2戦で好走し、予想を裏切る活躍を見せています。シンザン記念では17番人気ながらも3着に入りました。また、前走のきさらぎ賞でも12頭立ての10番人気ながら2着に入りました。

末脚を活かした走りで2連続で好走し、スプリングSでも有力候補の一角でしょう。
ただし、以上2戦は京都の外回りで行われ、直線に坂がないため末脚を活かせました。

しかし、今回のスプリングSは直線が短く、急な上り坂も存在する中山コースです。
京都とは全く異なるコースため、このコースに適応できるかがポイントとなりそうです。

ここで上位争いできれば、皐月賞でも期待される存在となることは間違いありません。
彼の成長と活躍に注目です。

ルカランフィースト

ルカランフィーストは前走の若竹賞で不良馬場の厳しい条件下で勝利しました。レースは非常にタイトな舞台となり、ペースは終始1F12〜13秒の消耗戦でした。ルカランフィーストは最後方から直線で一気の追い込みを見せ、勝利を手にしました。

このレースでは全体のペースがマイナス2.3秒で、ハイペースラップとなっていました。そのため、差しや追い込み馬にとって有利な展開となりました。しかし、不良馬場でのレースでは末脚が伸びにくいという厳しい条件下でも、ルカランフィーストはしっかりと勝利を収めることができました。

若竹賞とスプリングSは同じコースで行われるため、ルカランフィーストの舞台適性に期待が持てます。時計がかかった方が良いとされる若竹賞の内容を見ても、彼が高速馬場にも対応できる可能性があることを示唆しています。

どんな馬場でもできる存在であり、スプリングSでも十分に注目される存在となるでしょう。

スプリングSの穴馬

今回は1頭だけ紹介します。

ペッレグリーニ

ペッレグリーニはこれまで4戦すべてで連対し、安定感が特徴の馬です。

初勝利は2走前の未勝利戦であり、その後も短期免許で来日していたビュイック騎手が騎乗し、スローペースからの上がり3F勝負で勝利を手にしました。

前走のセントポーリア賞でも、終い3Fで33秒6の末脚を使って勝ち切りました。どちらのレースもスローなペースからの瞬発力勝負で勝利しており、その印象が強いです。

しかし、ペッレグリーニは新潟や東京といったシンプルな競馬になりやすいコースしか経験しておらず、中山のようにトップクラスに癖の強いコースでの競馬経験はありません。

中山は仕掛けるタイミングが非常にシビアであり、ペッレグリーニがうまく立ち回れるかどうかが焦点となります。特に中山ではゆったりした流れの中で追い上げるポイントを見極めることが重要です。

ペッレグリーニが中山のコースに適応し、自身の瞬発力を活かして競馬できるかどうかが注目されます。課題はありますが、彼の安定感と成長を期待したいところです。

おわりに

スプリングSの開催で、クラシックの実感が一気に湧き上がります。
今年はどんな戦いが見えるか、楽しみにしています。

最後に、みんなの健闘を祈ります。

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