はじめに
阪神スプリングJが土曜日に開催されます。
今年最初の障害重賞で、障害競走シーズンの幕開けを告げます。
阪神スプリングJについて
阪神スプリングJは、JRAが阪神競馬場で行う障害重賞競走(J・GII)です。
中山グランドJの前哨戦として位置づけられている障害重賞の1つです。
1999年に創設され、障害競走の重要なレースの1つとして位置付けられています。
当初は芝3800mで行われましたが、翌年には距離が芝3900mに延長されました。
阪神スプリングJの有力馬
次はいつも通りに、有力馬をおすすめ順に並べます。
参考できれば幸いです。
マイネルグロン
昨年までオープン上がりの馬でしたが、逃げを打って他馬を圧倒していました。
特に2走前の東京ハイJでは低評価の8番人気ながらも先行し、2着のホッコーメヴィウスに2馬身半差をつけて完勝しました。そして、前走の中山大障害では逃げを打ちました。ニシノデイジーやジューンベロシティ、エコロデュエルなどの強敵を相手に10馬身差の圧勝を収めました。
昨年のレース内容を見る限り、この馬が現在最も充実していると言えるでしょう。関東馬でありながら阪神コースや長距離輸送も経験しております。このレースと相性のいい逃げ馬としても評価されています。
昨年秋のパフォーマンスを発揮できれば、今回のレースでも完勝することが期待されます。
ニシノデイジー
芝での活躍が期待されていましたが、成績不振のため障害に転向しました。
その後、障害競走で勝利を重ね、一昨年の中山大障害で勝利を収めました。
期待が高まりましたが、昨年は成績を残せませんでした。
前走の中山大障害では2着に入線しましたが、マイネルグロンに10馬身差をつけられたため、着順ほど高くは評価されていません。
しかし、阪神スプリングJでは3番人気に支持されるなど、一部抜けた実力馬を除けば堅実に好走しています。
近走のパフォーマンスを見ると、重馬場よりも良馬場のほうが出し切れているようです。乾いた状態の馬場でのレースに挑むことが望ましいでしょう。
エコロデュエル
スタミナに優れた馬で、母親のクラリネットから受け継いだ気性の激しさをレースでの爆発力に活かすタイプです。特に京都JSでは、3段跳びのロスがある中で直線でまとめて差し切りました。そのスタミナと脚力は超長距離戦での活躍を期待させました。
前走の中山大障害では最初から先頭集団を走り、道中でのニシノデイジーとの先頭争いを見事に制しました。終盤では最終障害でニシノデイジーに競り負け、マイネルグロン、ニシノデイジーに離されて3着に終わりましたが、非常にレベルの高いレース内容でした。前回の調子を保てれば勝利が見込めるでしょう。
おわりに
以上、今回の予想でした。
クラシックと春の三冠以外、障害競走も見てみましょう!