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チューリップ賞:桜花賞の前座!牝馬たちの戦い

チューリップ賞の有力馬:ガルサブランカ

はじめに

今週末、チューリップ賞が開催されます。
桜花賞の優先出走権を狙い、牝馬たちが競り合います。

チューリップ賞について

チューリップ賞は、JRAが阪神競馬場で開催する牝馬限定のGII重賞競走です。
コースは芝・1600m・外・右回りです。

このレースは3歳の牝馬を対象、3着までの馬に桜花賞の優先出走権を与えます。
同じコースなので、桜花賞を目指す3歳牝馬にとって重要なレースです。

1993年までは桜花賞指定OPとして、4歳(現3歳)牝馬限定レースとして行われました。2着以上に入った馬に桜花賞の優先出走権が与えられていました。しかし、1994年からはGIIIに格上げされました。だから、3着までの馬に優先出走権が与えられるようになりました。翌年からは桜花賞トライアルに指定され、多くのクラシックホースが誕生する出走馬を輩出しています。2018年にはGIIに昇格し、現在に至っています。

1995年からは地方競馬所属馬の参加が可能となります。また、2004年からは外国産馬も参加できるようになりました。更に2010年からは外国馬も参加可能な国際競走として位置づけられています。

チューリップ賞の有力馬

次はいつも通りに、有力馬をおすすめ順に並べます。
参考できれば幸いです。

ガルサブランカ

今年の注目馬は勿論、ガルサブランカです。

半兄は昨年まで活躍したイクイノックスです。昨年夏に新潟でデビューした際は、兄の影響もあってか単勝1.4倍という大きな期待を集めました。そしてその期待に応え、2着に1馬身半の差をつけて圧勝しました。時計は平凡でしたが、スローペースからの上がり3F32秒8という末脚で勝ち切り、ポテンシャルの高さを示しました。

しかし、前走ではスローな展開となり、好位からの末脚を活かせず2着に終わりました。ベゴニア賞での競馬は少々残念でした。だが、ルメール騎手と木村調教師、そしてシルクレーシングの組み合わせはまさにイクイノックスの時と同様です。彼らの手によって立て直しに期待がかかります。

阪神芝1,600mの舞台ではスローペースからの上がり勝負になりやすいです。ゆえに、末脚に磨きをかければチャンスはあるかもしれません。

タガノエルピーダ

元々阪神JFに出走予定でしたが、競走除外となりました。代わりに、牡馬が集まる朝日杯FSに出走しました。

阪神JFよりも相手関係が厳しいはずでしたが、ここでは3番手のポジションから競馬を展開した。
最後の直線で馬場の中央からじわりと脚を伸ばして3着に入りました。

朝日杯FSは結果的にハイペースとなりましたが、テン4~5Fで1Fあたり12秒台の時計を刻んでおり、中間に緩みがあることが分かります。上がり最速がラスト2Fの11秒2ですが、1Fは12秒3ということで、持続力にはやや疑問が残ります。

ラップ推移が珍しいものでしたが、先行しながら最後まで粘り強く競り合ったことは立派であり、牡馬相手にも健闘したと評価されます。

阪神の最後の直線には上り坂があり、その中で淡々とした流れから最後の1Fで脚を伸ばせたことから、パワーのある馬だと考えられます。

新馬戦の結果から見ても、時計の出る馬場でも競り合える実力を持っているため、開幕2週目の阪神でも期待されます。

上位人気の一角として注目されています。今回のレースで朝日杯FSの結果が偶然ではないを証明したいと思っているでしょう。

スティールブルー

スティールブルーは今年の出走馬の中で知名度の高い馬の一頭です。彼女はアルテミスSやフェアリーSにも出走しました。

彼の新馬戦は夏の新潟マイルで行われ、スローペースからの上がり勝負で楽勝しました。

2走前のアルテミスSも同じくマイル戦でしたが、ここでは3着に終わりました。そして、前走のフェアリーSでは1番人気に支持されながら4着に終わりました。

ただし、アルテミスSの勝ち馬であるチェルヴィニアは新馬戦から素質を示し、2着のサフィラも良血馬です。フェアリーSではスタートから控える形となり、直線で苦しい展開ながらも勝ち馬に0.1秒差の接戦を演じました。彼女の加速力は目を見張るものがあり、阪神でもうまくギアチェンジできれば力を発揮できるでしょう。

今回は川田騎手が騎乗しますが、彼とチューリップ賞の相性は非常に良いので、その点でもチャンスはあるでしょう。

チューリップ賞の穴馬

今回は1頭だけ紹介します。

ショウナンマヌエラ

ショウナンマヌエラは2走前の新潟2歳Sで2着に入った馬です。
勝ち馬であるアスコリピチェーノが後に阪神JFを制したことから、強い相手に善戦したと言えます。

ただし、前走のアルテミスSでは5着に終わり、勝ち馬であるチェルヴィニアに0.9秒差をつけられました。

休み明けに加え、馬体重が+12キロということから、彼女が本調子ではなかった可能性も考えられます。彼女は今年の出走馬の中で逃げそうな馬はエラトーくらいしかいないため、引き続き先頭に立てるチャンスはあります。

枠順次第ではありますが、馬券に絡める可能性もあると思います。

おわりに

今回メンバーを見ると、どの馬が勝ってもおかしくありません。
桜花賞の前座として、牝馬たちの激しい競り合いを見てみましょう!

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